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想像ラジオ [小説]



2014年本屋大賞ノミネート、紀伊國屋書店スタッフおすすめ「キノベス! 2014」第1位など非常におすすめされている、いとうせいこう著、死者と生者の小説「想像ラジオ」。

~あらすじ~
ある杉の木に引っかかったDJがラジオ放送を行い、少しずつ反応が返ってきます。
しかし、このDJもリスナーも死んでおり、このラジオは想像によってつながっていたのです。


この本は東日本大震災で被災した方々の物語といえるものです。

この物語は小説ですが、それと同時に、読者である私達自身が、登場する人々のことを想像することが強く求められています。
現実の人は、決して普通の小説のように感情が分かりやすいわけでも、今の気持ちに確実な答えがあるわけでもありません。

この小説は死と生という観念的なものを扱っているために難しい本です。
でも、だからこそ、普段見ないものをみることができるでしょう。




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